香ばしいとは?/ レイク
[ 193] 不倒城: 毎日新聞の新特集関連で香ばしい事態が発生している件について。
[引用サイト] http://mubou.seesaa.net/article/30803742.html
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一言:ケーナ吹きだったり、SEだったり、ゴーストライターだったりします。日々の戯言とか、雑文とか、ダライアス外伝にかける情熱とかをなんとなく。 ネット君臨:第1部・失われていくもの/1(その1) 難病児募金あざける「祭り」取材班から 連載がスタートしました私が注目している点は二つ。Webに軸足を置いている人物の発言が編集を受けて新聞に掲載されたということが起こす拒否反応と、それに対するメディアの対応。毎日新聞のこの特集に関しては、まあ毎日新聞の立ち位置からすれば別に違和感もなし、書いてあることもメディアが通常得意とする文法通りの内容であって、特筆すべきこともないかと思う。ただ、▼ネット君臨ねえこちらでも取り上げられている通り、「がんだるふ」氏は自分のコメントが「恣意的に発言を処理」されていると書かれている様だ(このコメントがご本人のものだとして)。まず前提がある。毎日新聞側としては、がんだるふ氏のコメントを恣意的に編集して掲載するのは「ごく当然」の行為だ。何十年も前から普通だったことである。罪悪感などある筈がない。新聞に限らず、大抵の商業メディアの記者は「テープ起こし」と「その編集」の練習をかなり初期からさせられる。インタビューの内容の「必要な部分」「要点」を切り出す作業の訓練である。私はこの研修風景を実際に何度も見た。この「要点」というのが厄介な話で、ここには当然「メディアにとって」あるいは「その記者にとって」の要点、という偏向がかかる。これは「自分の記事を書くにあたって必要な部分を以下に分かりやすく切り出すか」、という作業なのであって、「一言一句間違いのない文章化」などというものは二の次三の次以下である。中立性の多寡という違いこそあれ、この優先順位はどこの商業メディアでも同じ筈だ(ただし、殆どのメディアはこの点を表に出さない)インタビューのテープの内容を一字一句そのまま使うことなど、商業メディアでは基本的にありはしないのだ(年に一回くらい例外があるが)。その延長線上の話で、ソースの保護≒秘匿というものも、商業メディアにとっては影響力を確保する為の重要な武器である。これと対極にあるものが、Webにおける「引用」である。ブログだろうが日記だろうが、よそ様のサイトの言葉を勝手に「編集」して掲載することは、どこでやってもてきめん叩かれる。Webの文化において「ソースの明示」と「厳密な引用」は必要不可欠、生まれながらに飲んできたミルクの様なもんである。新聞社に代表されるメディアが考える「編集」「ソースの秘匿」と、普段のWebになじんでいる人がとらえる「引用」「ソースの明示」の間には、つまり物凄い高さの壁がある。がんだるふ氏のコメントは、つまりこの壁をごく端的な形で表現したものかと思われる。商業メディアのパワーソースは影響力であるから、影響力を確保する為に自社の報道には偏向をかける。繰り返すが、これは商業メディアにとって「当然のこと」なのだ。一方、Webの言論は「情報ソースに偏向をかけること」を許容しない。この両者が真っ向からぶつかることというのは、そういえば今まであまりなかった様に思うのだが、今回俎上に上がったのはWebで盛んに発言をしていた人の発言であり、そして毎日新聞は「ネットからのご意見募集」などという妙なスタイリング、というか格好つけを行っている。毎日がこんなことをすればそりゃあ結果は火をみるより明らかだとは思うのだが、ともあれ窓口は開いている。となると、ここに寄せられる「Webの理屈」に対して商業メディアがどう対応するのか、というのは実に興味深い。まあ、私の予想ではほぼ「Webの理屈部分は全スルー」ということに落ち着くか、あるいは十把ひとからげで「既存ネット社会からの反発・攻撃」という形に落とし込むのではないかと思うが。考えてみると、商業メディアのスルー力って凄いよなあ。っていうかネット社会って何スか一体。募金問題を扱った記事の内容自体に関してはあんまり。というかどうでもいい(ツンデレ的な意味で)。毎日がお涙系の記事で2ちゃん批判をするのは意外性皆無かと。 「webの理屈」、「Webの言論」というよりも、一般の学術、論文で行われている理屈(引用するときはカギカッコを付けて、引用文に自分の注を入れるときは、それを分かるようにして、引用元を明示してなど)かなと思います。 >wanさん>一般の学術、論文で行われている理屈(引用するときはカギカッコを付けて、引用文に自分の注を入れるときは、それを分かるようにして、引用元を明示してなど)かなと思います。由来はそこなんでしょうね。Webも、元をただせば軍隊と学生のものでしたし。ただ、学術分野がマスコミと衝突することは、Webのそれよりも更に稀なんじゃないかと思います。>napoさんそこまでマゾですか毎日。>orzさん>ただ、Web上のソースそのものが偏っている場合はありますけどね。日本のメディアソースということだと確かにそうかと。ただ、同じ情報に関して複数ソースから、海外のものも含めて様々な視点で検証出来る、というのはWebの圧倒的な強みだと思います。というか、本当に気になる情報に関しては、Webのあちこちから複数のソースを探しまわるのがデフォルトになればいいんでしょうね。 |
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